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今日はルテインのお話。
以前にも、ルテインをご紹介しましたが、
今回は加齢黄斑変性症を予防するルテインのメカニズム(一部)がわかったよ、というお話です。

加齢黄斑変性症は、黄斑部の酸化と、脈絡膜に新生血管ができることが原因と言われています。

新生血管とは、普通の血管とは異なるもろい血管。
炎症等が起こっているときに現れるもので、
その血管を通じて、炎症物質が炎症部に送り込まれます。
黄斑変性症をはじめ、がんや関節炎、乾癬などに新生血管が関与していると言われています。

ルテインはもともと抗酸化作用をもつことが知られていましたが、さらに今回、脈絡膜の新生血管の形成を抑制する作用を持つことがわかりました。(マウスの病態モデルでの実験)
ダブルで加齢黄斑変性症によいというわけですね!

これは、慶應義塾大学医学部眼科学教室(主任:坪田一男教授)のチームが研究したもの。
この研究成果は「ATVB:Arteriosclerosis Thrombosis and Vascular Biology(血栓症と血管生物学12月号)」に掲載される予定です。
おはようございます。
今日もカロテノイドの一種、「ルテイン」について。

ルテインはα&βカロテンやリコピンとともに、
人間の血液の中に存在する主要なカロテノイドの一種です。

ヒトの体内器官や肌にも存在しますが、
ルテインの最大の特長は目の水晶体や黄斑部に存在すること!
カロテノイドで目の水晶体や黄斑部に存在が認められるのは、
ルテインのほか、ゼアキサンチン(次回お話します)だけなんです。

・・・とその前に「水晶体」と「黄斑部」という部分はご存知ですか?
知らないよ!という方のためにちょっと解説。

「水晶体」・・・漢字が意味するとおり、無色透明なレンズ
        目に存在し、カメラで言うレンズの働きをする
        白内障は水晶体が濁る(酸化変性)ことで、
        視力が低下する

「黄斑部」・・・網膜の中心部であり、視神経が集中している
        ところ。黄色は蓄積されたルテインと、
        ゼアキサンチンの色。
        ◇網膜:水晶体から来た光が像を結ぶところ
        光(紫外線)による害を受けやすい       

 

(目の部位とその説明) 目模式図.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この水晶体と黄斑部に存在するルテインは
抗酸化作用等で眼を守っています。

近年の研究では、水晶体・黄斑部のルテインが、
加齢等により少なくなると、
白内障・加齢黄斑変性症(AMD)発症の原因になることが
明らかにされています。

ヒト臨床試験でAMD・白内障予防効果が証明されており、
その他、美肌効果や抗動脈硬化作用も確認されています。

白内障はともかく、加齢黄斑変性症はまだご存知でない方も
いらっしゃると思います。

加齢黄斑変性症とは日本では馴染みがありませんが、
欧米では失明原因のNo.1なんです。
(日本では糖尿病性網膜症による失明がNo.1)
日本でも食の欧米化に伴い、患者さんが増加中です。
黄斑が酸化で変性することが原因の一つといわれています。

白内障も加齢黄斑変性症も酸化が病気の一因です。
ルテインはそれがもつ抗酸化能で
それらの病気から眼を守っています。

 

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